二級建築士事務所たかひろの建築工房

基礎の鉄筋組み#新築住宅の完成まで~

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基礎の鉄筋組み#新築住宅の完成まで~

基礎の鉄筋組み#新築住宅の完成まで~

2021/07/09

中嶋さんの家、進行中③

湖西市新居町の新築住宅

基礎の鉄筋組が終わり、基礎のベース(平らな部分)の打設(コンクリートを流し入れることをダセツと言う)を行う前に検査を行いました。

自身でチェックや施工写真を撮り、瑕疵担保保険の検査員(第3者)のチェックも入ります。

鉄筋はコンクリートの中に入ってしまって見えなくなってしまうのですが、規則正しく綺麗に組まれている鉄筋にいつも感動して熱くお施主さんに語ってしまい温度差が…(笑)

 

余談になりますが、写真を見て「んんっ!?鉄筋が錆びてる!」と気付かれた方はいらっしゃるでしょうか?

結論から言うと『大丈夫です!』

現場に届いたときの鉄筋は錆止めの鉱油(こうゆ)と言うものが付着しています。この鉱油が付きすぎているとコンクリートとの付着が悪くなってしまいます。

『コンクリート+鉄筋』がしっかり絡み合っていて初めて1人前になれる工法なので、鉄筋の鉱油が取れて錆びることでコンクリートとの付着強度が高まります。

コンクリートはアルカリ性なので鉄筋の酸化も止まります。

ところどころ表面にザビが出ている事は問題ないので安心してください。しかし、あまりにも腐食した錆はもちろんダメです!

 

この後は、ベースのコンクリートの打設→立ち上がり部分の型枠組→立ち上がり部分のコンクリート打設と進んでいきます。

おまけ写真

ちょっとした気配り

 

基礎の下の地面の湿気が上がってこないように防湿シート(防湿フィルム)の施工を行うのですが、

作業や検査で人が鉄筋の上に乗るとスペーサーのブロックが沈んで防湿シートに穴を開けてしまったり、かぶり厚(※1)が変わってしまうことがあります。

これを防止する為にブロックとシートの間にプレートを1個1個、置いてくれてあります。

基礎業者さんの気配り、愛ですね。

 

※1:かぶり厚:コンクリートの表面から鉄筋までの距離のこと。

 

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